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妖怪うぃき~現代にも現れる妖怪達~

妖怪……いるんですよ、現代にも。現代で起きた、妖怪達の目撃情報を紹介いたします。

放置しすぎて更新する気概も無いので、図鑑の方に統合し始めてます。過去の記事も一部図鑑へと移しているので、妖怪うぃき的妖怪図鑑の方へお越しくださいませ。

妖怪退治の真のスペシャリスト

ずいぶん前に、妖怪イコール心これなり、と書いていた井上円了さんの事を書きました。その時点ではあまり円了さんへの知識が無かったのですが、実は妖怪史におけるとても重要な人物である事がようやくわかりました。すみません。

 
円了さんが行ったのが、なんと妖怪撲滅活動。しかしこれは単に妖怪をなくしてしまえ、という事ではなく、科学的な視点から妖怪を見る事で、それが本当に解明できない怪異なのかどうかを見極め、ある意味では真の妖怪探しにもなり得る事でした。
つまり、別に円了さんは妖怪が嫌いだったわけじゃなく、むしろ愛を持って、誤った認識で伝わる迷信としての妖怪を無くそうとしたわけです。
 
「あ、それただの勘違いです」
「あ、それ妖怪じゃないです。ただのゴミです」
「あ、それって人に見えちゃいます? 雪ですよ?」
「あ、それ……わざとですよね?」
 
円了さんこえぇ……。(↑勝手なイメージです)
 
ではでは、円了さんが行った妖怪撲滅活動の一環でもある、妖怪大整理を見てみましょう。
円了さんは、まず妖怪を二種類に分けました。
一つは、「実怪」。もう一つは、「虚怪」。
なんとなく漢字からもどういうことかは想像できます。実怪はマジな怪異。虚怪は作られた、あるいは見誤ったことによる怪異です。
さらにこの二つを細かく分けます。
実怪は、「真怪」と「仮怪」に。
虚怪は、「誤怪」と「偽怪」に。
これらを簡単に説明付きで纏めると――
 
 
実怪
真怪――科学ではどうにも解明できない妖怪・怪異。
仮怪――自然現象により起きる(起きた)と思われる妖怪・怪異。
 
虚怪
誤怪――誤認や精神状態の不安定さから見えてしまったような気になる妖怪・怪異。
偽怪――人の手により作られた(起こされた)妖怪・怪異。
 
と、なります。
 
さて。一般的に語られる「妖怪」が、概ねどの「怪」に属しているかわかるでしょうか?
それは、偽怪です。ほとんどは人によって作られたものなんです。
 
あんた! それ言ったら消されるよ!
 
……で、次に多いのが誤怪。見間違えが語り継がれちゃうことだって多いですモンね。ほんとに誤解です。
 
しかしここからの理論が凄い。円了さんはただの妖怪博士じゃなく、哲学者としても有名だったりしたようなので、これで話は終わりません。
 
今分類した内の、真怪にご注目。
つまり真怪とは超理的妖怪であり、宇宙の万物で妖怪でないものは無く、水も小石も火も水も妖怪である――のだそうです。
そして、真怪を研究し解明することは宇宙の謎を解き明かすのと同程度の大きな意味を持っている――のです。
まさか妖怪から宇宙の謎解明につながるとは思いませなんだ。
 
そう考えますと、妖怪のこと調べてる僕も実は宇宙の謎解きをしようとしているのと同義なのではないでしょうか?
これもまた誤解、ですね。