妖怪うぃき~現代にも現れる妖怪達~

妖怪……いるんですよ、現代にも。現代で起きた、妖怪達の目撃情報を紹介いたします。

放置しすぎて更新する気概も無いので、図鑑の方に統合し始めてます。過去の記事も一部図鑑へと移しているので、妖怪うぃき的妖怪図鑑の方へお越しくださいませ。

河童にも解る「干支・十二支」

妖怪を調べてますと、どうしても干支が絡んでくる場合が多いです。

鬼のイメージは、鬼門の方角(丑寅)の、牛の角と虎のパンツ履いたイメージから出来た――とかね。時間に割り当てた十二支でも、丑の刻参りなんかがありますし。

んが、なんか難しそうで今まで真剣に勉強せずにスルーしてきました。

でも気付けば年の瀬。厭でも来年の干支は何だ? とかって意識するシーズンです。

そこで僕はちょっとだけ頑張りまして、干支のこと調べてきましたので、うまくまとめて解り易く、自分の備忘録兼ねて書いてみようと思います。

かなり目から鱗な知識等があって、面白いです。

すんげぇ細かく書いちゃうと、それこそ「うぃきじゃなくてもうwiki見て下さいお願いします」なことになっちゃいますので、出来る限り端折ります。

 

1・色んなのが混ざった結果がコレだよ!

紀元前の中国。そこに、日を数えるための「十干(じっかん)」なるモノが存在してました。一か月を、上旬、中旬、下旬の三つに分けて、十干を当てはめて一か月にするんですね。この上旬中旬っていう使い方は現代の日本にも残ってますよね? 中国パネぇっす!

その後、年を表す「十二支(じゅうにし)」が作られます。これは木星が天球を一周するのに十二年かかることを利用したもの。やっぱり中国すげぇ。

そして古来中国ではそれらの組み合わせにより、年と日を記録していたのです。

 

中国での戦国期に入ると、森羅万象は陰と陽で成る、という陰陽思想と、万物は木、火、土、金、水の元素から成る、という五行思想が合体した陰陽五行思想が登場し、十干十二支は単なる日付から、方位、時間等を表すチョー便利なものへと進化していきます。

 

――ここで気付きましたか?

「あれ? えと、ってどっから来た読みなの?」

ってことに。今の所「え」も「と」も出てきてません。

えっと……

 

2・「えと」に関する僕らの間違い(別に支障無いけど)

では、「えと」の正体を探るべく、深部へとつっこんでみましょう。

まず、十干十二支というのは合わせて用いられてきたもので、切り離して考えられないものです。なぜなら、十干の干は「幹」であり、十二支の支は「枝」だからなのです。だから「えと」と聞いて十二支の事しか思い浮かばないようじゃダメなのです! 僕もそうでしたからダメだったのです! でも支障は特に無いのです!

――で、十干が幹であることからも解るように、実は十二支よりも十干の方が基本だったようです。

十干とは、

 

甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸

 

です。甲乙つけがたい、の甲乙です。

これを音読みすると、

 

こう・おつ・へい・てい・ぼ・き・こう・しん・じん・き

 

になります。

そして十干の本当の「アハ体験」は、訓読みした時に現れます。陰陽五行と一緒に日本へ渡ってきたのがよく解る、面白い読みになってるのです。

訓読みすると――

 

きのえ・きのと・ひのえ・ひのと・つちのえ・つちのと・かのえ・かのと・みずのえ・みずのと

 

うわあ! 「え」と「と」がいっぱいダァァァァッッッ!!

丙午(ひのえうま)とかって言うでしょう? ウソついてないです。

五行思想での「え」というのは、「兄」のことであり、「と」というのは「弟」のこと。これは古来の中国で「母」と「子」を当てていたのと似てますね。

つまり、「えと」っていう読みは、十干の方にこそあり、十二支はあんまり関係なかったのです。

 

更に面白いことが訓読みでは起きてるンですが、気付きましたか?

五行思想の事に先ほど触れましたが、木、火、土、金、水から成る、って書きましたよね?

もう一度十干の訓読みを眺めて見てください。

木のえ、木のと、火のえ、火のと――というように、五行思想がモロに入ってるんですよ。SUGEEEEEE!!!!でも強引ンンンン!!!

 

ね? 面白いでしょ?

 

3・動物はどこ行った?

さて、僕らが慣れ親しんでる干支の動物さん達の姿が見当たりません。

結論から言っちゃうと、

 

動物関係ねぇ

 

んです。元は、っていう話ですよ。

それを、十二支をもっと民衆に広めたいなぁ、って考えた中国の方が、半ば強引に、動物を当てはめたんですね。

じゃあ動物達の存在意義ないじゃん! って思うかも知れませんが、それは違います。

wikiにも記述があったのですが、もはやこの現代において、十干だの十二支だのを深く考えてる人なんてほぼいないみたいなんです。それがかろうじて年末年始に人々の注目を集められる理由が、「十二支を動物に当てはめてあったから」なんですよね。

だって、もし動物でもないただの漢字だったら、興味薄れるでしょう?

「俺丑年なんだよね~」

「ウッソ!? 全然っぽくないんだけどぉ(笑) 完全に寅じゃん!」

「はぁ? お前なんかどう考えたって辰じゃん」

「もぅ、ユウ君ったら♡」

……なんていう会話も、動物じゃなきゃ成り立たなかった会話なのです。

強引に動物当てたお蔭で僕らの生活から消えずにいる――なんともわからんもんですね。

 

さぁ、もうすぐ年が変わります。

来年の干支は、癸巳(みずのとみ)。

普通の人にはヘビ年でしかありませんが、今日ここで読んだ知識を披露し、

「は? お前干支なのにヘビとか言ってんの? 恥ずかしぃwwww」

とか言って嫌われちゃってください♪

――そんなこんなで、干支勉強の巻でした。