妖怪うぃき~現代にも現れる妖怪達~

妖怪……いるんですよ、現代にも。現代で起きた、妖怪達の目撃情報を紹介いたします。

放置しすぎて更新する気概も無いので、図鑑の方に統合し始めてます。過去の記事も一部図鑑へと移しているので、妖怪うぃき的妖怪図鑑の方へお越しくださいませ。

百鬼夜行絵巻って面白いね!

どうも僕です。

散々色んなキャラクターで記事書いてきましたが、真面目に妖怪勉強するトコもあっていいかな、と思い書き始めた次第です。

 

さてさて、百鬼夜行って言葉、聞いたことありますよね?

深夜等に百の化け物が行列を成して跋扈する恐怖の行軍です。

 

記憶が正しければ、平成狸合戦ぽんぽこでも狸達が超頑張って百鬼夜行を現代に再現するシーンがあったと思います。とにかく、不気味で怖い――なのにどこか見ててウキウキする、そんな百鬼夜行です。

 

百鬼夜行は様々な書物の中で書かれており、また百鬼夜行を描いた絵巻も多数存在します。百鬼夜行絵巻は何度も何度も、様々な絵師によって転写、模写され、どんどんと数が増えていったのです。

 

面白いのが、多くの百鬼夜行絵巻では最後に朝日が描かれているということ。絵巻の締めとして、日が昇ると同時に百鬼達も消えてしまう……という終わりなのです(朝日ではなく、陀羅尼の猛火との説も)。

 

実は、鳥山燕子なるキュートなキャラで鳥山石燕の妖怪画を紹介したりもしてますが、石燕も百鬼夜行絵巻をカラーで描いています。これはボストン美術館にあるらしいです。ぜひ一度生で見たい! 石燕もまた、最後は朝日が昇り、影となって消えていく百鬼を描いています。

 

この百鬼夜行のルーツであると言われている絵巻、「百鬼夜行絵巻」の、最も有名なのが真珠庵本と呼ばれる京都大徳寺真珠庵所蔵の物。とりあえずそれを見ましょうそうしましょう。↓右クリックで新しく開いたらちゃんと見れる……と思う。

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 なんか楽しいですよね。

 

さて、この絵巻が描かれたのは室町時代と言われています。

一体なんでこんな絵巻が誕生したのか?

これもまた諸説ありますが、室町時代と言えば戦国時代でもあります。その時代では、様々な悪漢が夜な夜な民家を襲ったり、道中で人を襲ったりとやりたい放題だったわけです。そして、そんな輩のことを「百鬼夜行」と呼んでいたらしいです。確かに、「百(多人数って意味で)の鬼みたいなコン畜生によって夜に行われるえげつない行為」と解釈すれば百鬼夜行ですね。

それを、親しみやすく、さらに不気味さを増して描かれたのがこの百鬼夜行絵巻じゃないか、という説が僕的にしっくりきてます。

――で、江戸時代になると今度は黄表紙なる現代のマンガ的媒体の力もあり、さらに様々な百鬼夜行が描かれていった、というわけでしょうね。

 

因みに、この百鬼夜行絵巻は作者が土佐光信である、とも言われますが、決定的な確証は無いようで。wikiなんかには作者不明になってます。

また、この絵巻が発見されてる百鬼夜行絵巻の中では最古の物ではあるのですが、これが以降に続く他の絵巻の完全な源流なのかどうか? も定かではないようです。中国にルーツがある可能性も高いですしねぇ。

 

とにかく! 眺めてるだけでもwktkする百鬼夜行。これからも見つけたら色々紹介していこうかと思います。(版権は切れてるから自由に使えるんですが、いかんせん見つけにくくってw)

 

したらばまた!