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妖怪うぃき~現代にも現れる妖怪達~

妖怪……いるんですよ、現代にも。現代で起きた、妖怪達の目撃情報を紹介いたします。

放置しすぎて更新する気概も無いので、図鑑の方に統合し始めてます。過去の記事も一部図鑑へと移しているので、妖怪うぃき的妖怪図鑑の方へお越しくださいませ。

弱る

久々にガッツリと風邪をひきました。

頭が痛い、目が霞む、寒気が止まらない、脂汗がヤバイ。

しかし僕のボロアパートには体温計などという大層な代物はありませぬ。

これは実に不憫。

「熱が◯◯度あるんで……」という免罪符的発熱の事実を証明する術が無い。

日頃の行いがいいせいか、バイトのおばちゃんらはみんな気を使って色々取り計らってくれたものの、「熱はあるの?」という問いに「わかりません」としか答えられないのは実に歯痒い。

しかしあれです。主婦のみんなはタフですね。子供や旦那が風邪をひいた時も、きっと無敵の母性でもって看病し切るんでしょう。

かく言う僕の恋人も、これまた女神のような母性を発揮して飲み物だの薬だのを買って来た上に、わざわざ味噌汁までこさえてくれて、感謝感激雨嵐(!!)な想いで涙をぬぐいました。(普段料理など全くしない彼女なので感激もひとしお)

 

風邪をひくと、自分が「弱っている」ことを痛感できます。あらゆる刺激に弱くなり、体の節々が痛み、ぷぅと屁をこけば遠慮なく中の人がコンニチワする。

弱るというのは情けないもんです。

また、弱った頭には様々な異変が起こります。

時間の感覚がおかしくなる。昨晩は三日ぐらい寝続けたように感じたのに、三時間しか経っていなかった。

謎の妄念がチラつく。僕の場合、巨大なタイヤが目の前を行ったり来たりする謎のイメージがよく現れます。

聴覚がおかしくなる。

普段全く気にならない音がやけに気に障ったりします。

妖怪が見え……ない。

見えません。今こそ現れてくれ! と思いますが見えません。

 

ところで。
当然根暗で偏屈変態な僕には恋人に恵まれない長い期間がありました。友人も少なく、本当に一人という状況では、このようなただの風邪も大変恐ろしいものになるとよおっく心得ております。
風邪をひいたらただひたすら孤独にウィルスと戦うのみ。クスリも飲み物も食べ物も、どこかから飛んで来るわけじゃありません。どんなに体がだるくとも、それを自分で調達しに行く以外に得る術は無いのです。
また、一度賞味期限が半年以上前に切れたワカメ(しかも冷凍や乾燥ではない)を食べ、ぶっ倒れたことがあります。あの時はお尻から緑色のクソが出て、もう出すものも無いのにひたすら腹が悲鳴をあげ、僕はもう「ワカメ死」すると思った程です。そんな時最後に頼れるのは救急車のみ。しかしそれはなんとも悲しい。その時の僕は意地と最後の見栄とで孤独に「ワカメ死」する道を選んだのです。まぁ無事でしたが。
 
本当に一人でいいと思います。
一人でいいから、いざという時に頼れる友人、恋人、家族等がいたほうがいいように思います。
一人が好きと見栄を張っても、それまで生きてくるのに必ず誰かしらの世話になってる。そして、いざというときに誰かに助けられ、初めて本当の感謝をする。一人より二人だね! なんて思っちゃう。結局、人間は一人では生きられない(生きにくい)んだと思います。
 
ここまで読んでいただければわかるように、「弱る」という現象の最後の特徴は、考え方まで「弱る」ことじゃないでしょうか?
こんな僕にも、パンクロッカーよろしくロンゲでドラム叩いてた時代もあったのです。あらゆることに「クソ喰らえ」。なんだかわからなくても、とりあえず全てに「クソ喰らえ」。
お腹を痛めぬよう、温かいお湯を飲みながら、「そんな頃もあったなぁ~」なんて弱った僕はしみじみと思うわけです。
そして……ぷぅ
履きかえたばかりのパンツにクソ喰らえ。