貧乏旅行といろはの「い」
ようやっとの連休を先日ゲットしまして、今年の夏休み唯一の「夏休みらしいコト」ができました。兼ねてから恋人と貧乏小旅行を計画してまして、それを実行したんですね。
そんなわけでこのブログの記事にしては明らかに「怪しい」、地名どころか観光名所の名前まで出てきちゃうやっちまった記事が前回産まれたわけです。そう、日光へ電車で行ってきました。
――しかし、実は日光へ行く計画なんか最初は無かったのです。幕張でやってる恐竜展にどうしても行きたくって、それが二人のメインだったわけです。しかし連休取れちゃったんだからもう一か所ぐらいどっか行きたい。そこで「どっか行きたいとこある?」とカノジョに聞いたところ、「日光」と言われたわけです。どう考えたって「ついで」で行くようなとこじゃない(&ついでで行くような距離じゃない)。しかしスウィートハートの突飛な発想に慣れてる僕は、後先考えず東京⇒日光⇒千葉の強行スケジュールを組んだわけです。
ちなみに、一泊しての旅行的なことは二年程付き合ってきた恋人ですが一度も無かったのです。そのせいもあってか、とにかく子供みたいにツレははしゃいでおりました。
車もねぇ。お金もねぇ。行き方も(゚⊿゚)シラネぇ。
それでもなんとかなっちゃうのは、間違いなくスマホ様とグーグル先生のお蔭でした。
日光へ着いたら極力バスを使わず、歩いて東照宮へ。「来たぞ家康ぅ!」なんてはしゃいでられたのも最初だけ。すぐに暑さと疲労でぐったり。
そこからさらに人に聞いたりして華厳の滝へ行くことに。その時話を聞いたおっさんが昨日書いた記事のモデルです。なんかシーズンも外してますし、すっげぇ寂れたお店でしたが、おっさんはお茶とかお団子とかタダでくれたりしたのですごく有り難かった。
これは東照宮の横の道。なんか煌びやかな鳥居とかよりこういう風景の方が引かれるひねくれた僕。
……で、華厳の滝。
この滝まで行くバスに外人さん(すごくイカツイ)が乗ってまして、道中ずっとおどけてたんです。で、滝のとこまで行くエレベーターとかでもなんかこう、バカにする感じで色々な看板とかを見て笑ってたりしたんですが……
滝を見た瞬間、その外人さん一気に目を丸くしまして、「Wow……」って呟きました。なんかほっこりしました。
ところで。
上の写真、カノジョがお母さんに送ったらしいんですが、すぐに「いっぱい映ってる!」とメール来ました。
霊的な意味でね。
……そうかな?
残念ながら脳内で妖怪を見ることしかできない僕にはそのような霊は全く見えないんです。もったいない。
――そんなこんなでくったくたになりましたが、本当に楽しい思い出になりました。
二日目の千葉はもうなんかガオーなので省きます。
さて。帰宅してお財布を調べてみたところ、なぜか30円しか残ってませんでした。
おかしい。
計画では数千円は残る筈。
給料日まではまだ遠い。30円って……www
原因を探るべく、一人脳内反省会してたんですが、恐ろしいことに気付いたのです。
小旅行計画の予算に、食費を入れていなかった
のです。
うぅ……なんという脳天気。
そりゃすっからかんにもなるわい。
てかむしろよく足りたよな。
しかし思い出がプライスレスだと真に実感できたこの小旅行は、本当に最高の経験になりました。
なんで昔からもっと旅行とかにお金使わなかったんだろ。
思い出に浸っているのも束の間、妖怪「マイスウィートハニー」は言いました。
「ナイアガラの滝見たい」
……うっし。
30円でカナダいってくる( ´Д`)ノ