妖怪うぃき~現代にも現れる妖怪達~

妖怪……いるんですよ、現代にも。現代で起きた、妖怪達の目撃情報を紹介いたします。

放置しすぎて更新する気概も無いので、図鑑の方に統合し始めてます。過去の記事も一部図鑑へと移しているので、妖怪うぃき的妖怪図鑑の方へお越しくださいませ。

妖怪「髪切り」はセルフ散髪の友

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髪切り/黒髪切り

 

貧乏なフリーターしてる25の男です。

俺のとっておきの節約散髪術を紹介します。

住まいは中野区。駅から結構離れたボロボロのアパート。このアパートは、風呂は各部屋にあるのに、トイレだけは住人共用っていう謎仕様。

大家の婆さんがよく自慢気に、このアパートはものすごく古くからある由緒あるアパートなんだ、って言ってるけどならば尚更改修とかして欲しいと正直思う。

音漏れとか振動とかは、この古さだから仕方ないとして、他にはこれといって不満もないなかなかの物件。それに何より家賃が安い。

本題の散髪についてだが、やっぱりボロアパート住まいの底辺フリーターに美容院だのの数千円はイタイ。それに気付いてからは自分でなんとか切ってるわけだけど、このアパートのある現象を利用して俺は更に捗るセルフ散髪をしてる。

 

このアパートの共用トイレは、一定の長さ以上の長髪で入ると、勝手に髪の毛が切られちゃう。意味わかんないかも知れないけど、それ以上説明のしようがない。俺も越して来たばかりの時はかなり怖かったけど、大家が

「髪切りっていう妖怪が住んでるから。別に髪の毛切られるだけなんだ、いいだろう?」

って教えてくれて、それ以降は気にしなくなった。なぜかそれが怖くて引っ越すやつも多いけど、このご時世に妖怪なんていうものが住んでるなんて胸熱じゃん、って思う俺には理解できない。

 

で、ある時からふと思いついて、髪切りに髪の毛切られたら散髪、っていう俺ルールを作った。これはまじで便利。ある程度の長さになると自動で教えてくれるようなもんだから。しかも、教えられた時にはもう既に長い分の髪の毛は切られてる。髪切りマジ髪。いや神。笑えよ。

ただ、当然妖怪の散髪には限界がある。ハゲ作られたり、どうしようもない下手なカットはされたことが無いのが救いだけど、どうしても妖怪任せで「はい完成」とはいかない。だから、仕上げだけは俺が自分でやる。スキバサミだけで頑張る。

それでもかなりの毛を最初に切ってくれるし、トイレの中を散らかしもしないし(婆さんが言うには髪切りは髪の毛を食べてるらしい。キモチワリ)、デメリットは無いに等しい。髪切りの存在を知ってからは、長髪になんか一度もならず、常に清潔な短髪をキープできるから色々と評判もいい。

因みにだけど、俺は髪切りの姿を一度も見たことが無い。短髪の時にはトイレ行っても何もないけど、長髪で入ると気配は確かに感じる。でも、シャキン、って音がするとかも無いし、部屋に戻ってみたら短くなってる、っていうかなり不思議な感じ。

大家の婆さんは、かつての妖怪髪切りも、案外人間と共生したりしてうまくやってたらしい。このアパートの髪切りなんかは、俺に感謝し、利用もされてるわけだから、これもまた一つの共生なんだと思ってる。

 

とにかく、貧乏で美容院にも行けないようなやつは、髪切りが出そうなトイレとか探してみるといいかも。ただ、俺はこのアパート以外で見たことないけど。利用したくっても、このアパートの場所は教えませんよ。

だって、お前ら捕まえに来ちゃうだろ? そういう邪念はいらねーから。

髪切りはセルフ散髪の友なんだ。